【11月13日 AFP】中国・江蘇(Jiangsu)省南京(Nanjing)にある小児病院で、当直の医師がオンライン囲碁に興じている間に、眼の疾患で入院していた生後5か月の赤ちゃんの容体が悪化し、死亡していたことが明らかになった。国営英字紙チャイナ・デーリー(China Daily)が13日伝えた。

 赤ちゃんが死亡したのは、南京市児童医院(Nanjing Children's Hospital)。当直の眼科医は当初、赤ちゃんから目を離していたのは論文を書いていたためと説明していた。

 ところが、その後の内部調査で、この医師がうそをついていたことが判明。同医師のパソコンを専門家が調べたところ、実際は囲碁のオンラインゲームで遊んでいたとの証拠がみつかり、医師自身も事実関係を認めたという。

 この医師は11日、医師免許を取り消され、同病院を解雇された。また、院長を含む11人が処分を受けたという。(c)AFP