【11月11日 AFP】バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領は10日、テキサス(Texas)州フォートフッド(Fort Hood)陸軍基地で、同基地で5日に発生し13人が死亡した銃乱射事件の追悼式典に出席した。

 犠牲となった軍人12人と民間人1人の写真が掲げられた会場でオバマ大統領は、「この悲劇をもたらした論理を理解するのは難しいだろう。しかし、このような卑劣な流血の惨事を正当化する信仰などない」と述べた。

 さらに事件の犠牲者や犠牲者を救おうとした人々は「われわれが米国人であるということを思い出させてくれた」として、彼らが体現した責任感や、利己主義や皮肉が大手をふるう時代にありながら団結することを示した精神は米国人の手本になるべきだと語った。

 式典には制服姿の軍人ら約1万5000人のほか、輝かしい軍歴で知られるジョン・マケイン(John McCain)上院議員やテキサス州議員も出席した。(c)AFP/Laurent Lozano