米陸軍基地銃乱射事件、アルカイダ支持者との関連も捜査か
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【11月10日 AFP】前週米テキサス(Texas)州フォート・フッド(Fort Hood)陸軍基地で銃を乱射し、13人を殺害、42人を負傷させた精神科医の陸軍少佐、ニダル・マリク・ハサン(Nidal Malik Hasan)容疑者(39)が9日、意識を取り戻し、会話ができるまでに回復した。直に事件の動機を明らかにするのではとの期待が高まっている。
同州サンアントニオ(San Antonio)のブルック陸軍病院(Brooke Army Medical Center)の広報担当はAFPに対し、ハサン容疑者が医療関係者と会話を交わしていると明らかにした。
ハサン容疑者は5日、銃乱射を止めようとした女性警官によって撃たれ、7日まで人工呼吸器につながれ危篤状態にあった。
これまでのところ、動機は明らかになっていない。捜査当局は単独での犯行とみているが、一部報道では、国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)を支持する米国出身のイマーム(イスラム教指導者)とつながりがあるとも伝えられており、銃乱射がテロ攻撃だったのではないかという新たな疑問も浮上している。ハサン容疑者は熱心なイスラム教徒だった。
米紙ワシントン・ポスト(Washington Post)によると、捜査当局はハサン容疑者と米バージニア(Virginia)州フォールズチャーチ(Falls Church)にあるダール・アルヒジュラ(Dar al-Hijrah)モスクのイマームだったアンワル・アウラキ(Anwar al-Aulaqi)師との関連を調査しているという。
同師は2002年に米国を離れ現在はイエメンに住んでいるが、ハサン容疑者はそれに先立つ2001年、同モスクの礼拝に参加している。同師は9.11米同時多発テロのハイジャック犯2人をはじめ、アルカイダとの橋渡し的役割を果たし、現在ではテロネットワーク支援者になっていると同紙は米当局者の見方として報じている。
同モスクの現在のイマームは9日、一握りの信者によって、毎週金曜に礼拝に訪れる約3000人の信者を判断すべきではないと主張した。ハサン少佐は毎週礼拝に訪れてはいなかったいう。(c)AFP/Daphne Benoit
同州サンアントニオ(San Antonio)のブルック陸軍病院(Brooke Army Medical Center)の広報担当はAFPに対し、ハサン容疑者が医療関係者と会話を交わしていると明らかにした。
ハサン容疑者は5日、銃乱射を止めようとした女性警官によって撃たれ、7日まで人工呼吸器につながれ危篤状態にあった。
これまでのところ、動機は明らかになっていない。捜査当局は単独での犯行とみているが、一部報道では、国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)を支持する米国出身のイマーム(イスラム教指導者)とつながりがあるとも伝えられており、銃乱射がテロ攻撃だったのではないかという新たな疑問も浮上している。ハサン容疑者は熱心なイスラム教徒だった。
米紙ワシントン・ポスト(Washington Post)によると、捜査当局はハサン容疑者と米バージニア(Virginia)州フォールズチャーチ(Falls Church)にあるダール・アルヒジュラ(Dar al-Hijrah)モスクのイマームだったアンワル・アウラキ(Anwar al-Aulaqi)師との関連を調査しているという。
同師は2002年に米国を離れ現在はイエメンに住んでいるが、ハサン容疑者はそれに先立つ2001年、同モスクの礼拝に参加している。同師は9.11米同時多発テロのハイジャック犯2人をはじめ、アルカイダとの橋渡し的役割を果たし、現在ではテロネットワーク支援者になっていると同紙は米当局者の見方として報じている。
同モスクの現在のイマームは9日、一握りの信者によって、毎週金曜に礼拝に訪れる約3000人の信者を判断すべきではないと主張した。ハサン少佐は毎週礼拝に訪れてはいなかったいう。(c)AFP/Daphne Benoit