【11月8日 AFP】米ホワイトハウス(White House)は7日、バラク・オバマ(Barack Obama)大統領がテキサス(Texas)州フォートフッド(Fort Hood)陸軍基地で5日に起きた銃乱射事件の追悼式典に出席するため、10日に同地を訪れると発表した。

  この発表に先立ち、オバマ大統領は週末のラジオ演説で今回の事件は米軍基地が関係したなかで最も衝撃的な事件の1つだと述べた。

 この事件を起こし、現在軍の病院に収容されているニダル・マリク・ハサン(Nidal Malik Hasan)容疑者(39)の動機を解明するため捜査が進められている。

 米国での報道によると、ハサン容疑者のコンピューターからは過激派と直接連絡を取り合っていた形跡は見つかっていないが、米軍と米連邦捜査局(Federal Bureau of InvestigationFBI)は同容疑者が過激派グループとつながりがあった可能性も排除していないという。

 米紙ニューヨーク・タイムズ(New York Times)は、事件の直前ハサン容疑者が「もうすぐ必要なくなるから」と袋に入れた野菜やマットレス、服やコーランを譲っていたという隣人の話を報じた。(c)AFP/Daphne Benoit