【11月6日 AFP】(一部更新、写真追加)米テキサス(Texas)州の陸軍基地フォート・フッド(Fort Hood)で5日、陸軍少佐が銃を乱射し、11人が死亡、31人が負傷した。少佐は当初、射殺されたと報じられていたが、自らを銃で撃った後身柄を拘束され、容体は安定しているという。軍当局者が明らかにした。

 身柄を拘束されたマリク・ニダル・ハサン(Malik Nidal Hassan)少佐は軍の精神科医で、間もなくイラクに派遣される予定だった。

 現場はイラクやアフガニスタンに派遣される兵士たちが健康診断を受けるために集まっていた施設で、容疑者は拳銃2丁を手に発砲した。

 知らせを受けたバラク・オバマ(Barack Obama)大統領は「勇敢な米国人兵士が海外で命を落とすのもつらいが、米国の基地内で銃火にさらされるとは恐ろしいことだ」と述べた。(c)AFP