性体験告白でTV局閉鎖、無関係の女性記者にもむち打ち刑 サウジアラビア
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【10月25日 AFP】出演した男性が自分の性体験を赤裸々に告白したためにサウジアラビア当局が強制閉鎖した、レバノンに拠点があるサウジアラビア系テレビ局、レバノン放送(LBC)の女性ジャーナリストが、同局に勤めているという理由だけでむち打ち60回の刑を命じられた。
このジャーナリスト、ロザーナ・ヤミ(Rozana al-Yami)さん(22)本人が24日明らかにしたところによると、紅海沿岸ジッダ(Jeddah)の裁判所は、出演者の性的告白があった問題の番組について、ヤミさんにかけられていた直接的な関与の疑いはすべて却下した。
しかし、LBC放送のサウジアラビアでの業務に非常勤社員として関わっていたという理由で、ヤミさんに同裁判所はむち打ち60回の刑を命じた。裁判所は、LBCが適切な事業許可を得ずにテレビ局を運営していたと述べたという。
電話でAFPの取材に応じたヤミさんは「これはわたしを通じて行われる、すべてのジャーナリストに対する見せしめだ。彼らはただLBC放送が違法だとしかいわなかったが、情報相自身が数週間前に同局に出演しているではないか」と憤った。しかしヤミさんは、控訴してさらに重刑になることを恐れて、控訴はしないと述べた。
一連の問題の発端となったのは、きわどい内容で知られる『ボールド・レッド・ライン(Bold Red Line)』というトークショーの7月放映分で、サウジアラビア航空(Saudi Arabian Airlines)勤務の30代男性が出演し、ナンパや自由奔放な性生活について語った。
このマンゼン・アブドゥル・ジャワド(Mazen Abdul Jawad)被告は10月7日の裁判で、社会的迷惑行為の罪により禁固5年とむち打ち1000回を言い渡された。
また一緒に出演した友人3人にもそれぞれ禁固2年とむち打ち300回、インタビューを撮影したカメラマンには禁固2か月が言い渡されていた。
ジャワド被告の弁護人スレイマン・ジマイエ(Sulaiman al-Jimaie)氏は、ジャワド被告とも無関係で、問題のトークショーにもたずさわっていなかったヤミさんに対する今回のむち打ち刑の宣告に、衝撃を受けていると語った。ジマイエ弁護士は、裁判所はヤミさんが出演者たちに出演を説得する役を負っていたという証拠を作り上げていると非難した。(c)AFP/Paul Handley
【関連記事】性体験赤裸々の番組でテレビ局閉鎖を命令、サウジアラビア
このジャーナリスト、ロザーナ・ヤミ(Rozana al-Yami)さん(22)本人が24日明らかにしたところによると、紅海沿岸ジッダ(Jeddah)の裁判所は、出演者の性的告白があった問題の番組について、ヤミさんにかけられていた直接的な関与の疑いはすべて却下した。
しかし、LBC放送のサウジアラビアでの業務に非常勤社員として関わっていたという理由で、ヤミさんに同裁判所はむち打ち60回の刑を命じた。裁判所は、LBCが適切な事業許可を得ずにテレビ局を運営していたと述べたという。
電話でAFPの取材に応じたヤミさんは「これはわたしを通じて行われる、すべてのジャーナリストに対する見せしめだ。彼らはただLBC放送が違法だとしかいわなかったが、情報相自身が数週間前に同局に出演しているではないか」と憤った。しかしヤミさんは、控訴してさらに重刑になることを恐れて、控訴はしないと述べた。
一連の問題の発端となったのは、きわどい内容で知られる『ボールド・レッド・ライン(Bold Red Line)』というトークショーの7月放映分で、サウジアラビア航空(Saudi Arabian Airlines)勤務の30代男性が出演し、ナンパや自由奔放な性生活について語った。
このマンゼン・アブドゥル・ジャワド(Mazen Abdul Jawad)被告は10月7日の裁判で、社会的迷惑行為の罪により禁固5年とむち打ち1000回を言い渡された。
また一緒に出演した友人3人にもそれぞれ禁固2年とむち打ち300回、インタビューを撮影したカメラマンには禁固2か月が言い渡されていた。
ジャワド被告の弁護人スレイマン・ジマイエ(Sulaiman al-Jimaie)氏は、ジャワド被告とも無関係で、問題のトークショーにもたずさわっていなかったヤミさんに対する今回のむち打ち刑の宣告に、衝撃を受けていると語った。ジマイエ弁護士は、裁判所はヤミさんが出演者たちに出演を説得する役を負っていたという証拠を作り上げていると非難した。(c)AFP/Paul Handley
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