【10月22日 AFP】米検察当局は21日、イラク駐留の米軍および多国籍軍への攻撃および米国内のショッピングモールに対する襲撃を計画した容疑で、マサチューセッツ(Massachusetts)州のテレク・メハンナ(Tarek Mehanna)容疑者(27)を起訴した。

 エジプトの二重国籍を有するメハンナ被告には、共謀者らとともに米前政権の高官2人を殺害しようとした容疑もかけられているという。有罪になれば、最高15年の実刑が言い渡される。

 被告は2001年から08年にかけ、アーマド・アボウサムラ(Ahmad Abousamra)容疑者ら複数の共謀者とともに、「外国での殺害、誘拐、傷害、物的損害」そして「外国での米国人の殺害」を計画していたとされる。

 司法当局によると、被告らはインターネットでダウンロードした「ジハード(聖戦)」の映像に刺激を受けた。映像には、ボスニア、パレスチナ、チェチェン共和国のイスラム教徒に対して行われた攻撃の様子が映っていた。

 最近では、米同時多発テロから8年を迎えた9月11日の前後にニューヨーク(New York)を爆撃する計画が暴かれたばかり。この事件ではアフガニスタン系米国人の親子が起訴されている。(c)AFP/Marcia Scott Harrison