【10月19日 AFP】台湾北部の基隆(Keelung)市で18日、リサイクルセンターに回収された冷蔵庫の中から腐乱した遺体が発見された。地元当局およびメディア各社が19日、明らかにした。

 地元紙・蘋果日報(Apple Daily)が報じたところによると、問題の冷蔵庫は中型で、リサイクルセンターの経営者の男性が若い男4人から、150台湾ドル(約420円)で購入した。古くさびついた冷蔵庫から黒い液体がしたたり落ちていて、異臭がすることに気づいた経営者が扉を開け、遺体を発見したという。
 
 検察当局者は19日、遺体はひどく腐乱しており性別も不明で、「現在までにはっきりしていることは、成人だということだけだ」と述べた。遺体は下着姿で、冷蔵庫にはほかに数本のワインボトルと数冊の漫画本が入っていたという。

 冷蔵庫を売却した4人は警察の調べに対し、遺体が入っていた理由について心当たりは全くないと話しているという。うち1人の供述によれば、この冷蔵庫は彼の父親が経営する食料品店の保管庫に置かれていたもので、海産物の保管に使われていたため異臭がしても不審には思わなかったという。(c)AFP