ハロウィーンの血まみれ人形?実は本物の遺体だった 米国
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【10月18日 AFP】米ロサンゼルス(Los Angeles)で、マンションのバルコニーにあった自殺者の遺体を、マンションの住人たちがハロウィーン用の飾りだと思い込み、3日以上、警察に通報せずに放置していた。地元紙ロサンゼルス・タイムズ(Los Angeles Times)が17日報じた。
自殺したのはムスタファ・モハメド・ザイード(Mostafa Mahmoud Zayed)さん(75)。12日に自殺したとみられ、銃弾で片目が撃ち抜かれていた。遺体はバルコニーの椅子にもたれかかった状態で、よく目につく場所にあったという。警察が同マンションから通報を受けた時には死後3日以上経っており、遺体はすでに腐敗していた。
近隣の住人たちは、遺体に12日から気づいていたが、「わざわざ警察に通報しようとは思わなかった。ハロウィーン用の人形だと思ったから」と語っている。
ロサンゼルス郡保安官事務所の保安官によると、ザイードさんの死因は自殺とされているが、それ以上の詳細は明らかにされていない。
米国で毎年10月31日に行われる伝統行事ハロウィーンでは、習慣として、くりぬいたカボチャや偽物の昆虫、血まみれの人形などで家の外を飾る。(c)AFP