【9月15日 AFP】米コネティカット(Connecticut)州ニューヘーブン(New Haven)のエール大学(Yale University)の研究室の壁の中から女子学生の遺体が発見された事件で、地元警察当局は14日、この遺体の身元を女子学生アニー・レー(Annie Le)さん(24)であると確認した。レーさんは、結婚式を数日後に控えた今月8日から行方不明となっていた。

 レーさんは13日にコロンビア大学(Columbia University)の卒業生と結婚式を挙げる予定だったが、8日朝に医学研究棟に入る姿を防犯カメラがとらえたのを最後に、行方が分からなくなっていた。

 一方、米ABCニュースは、捜査当局は、うそ発見器で反応を示した、事件に関与していると見られている人物1人に捜査の照準を絞りつつあると伝えている。ABCは捜査関係筋の話として、この人物は防御創があるほか、犯人と関係があると見られる研究所から持ち去られた血のついた衣服を所持していたとしている。捜査当局はそのほかにも、大学の保守管理職員や研究室のスタッフ、学生まで幅広く捜査を行っているという。

 地元警察幹部はエール大の職員・学生に送った声明文の中で、依然として容疑者は逮捕されておらず、学生は関与していないとし、辛抱強く捜査を見守るよう協力を要請した。(c)AFP