【9月13日 AFP】米ミシガン(Michigan)州オワッソゥ(Owosso)にある高校前で妊娠中絶に反対する活動を行っていた男性が11日、走行中の車から数回射たれ、死亡した。

 殺害されたのはジェームズ・プイヨン(James Pouillon,、63)さん。11日午前7時20分(日本時間同日午後8時20分)ごろ、中絶反対を訴える大きなプラカードを手に持ち抗議活動を行っていたところを射殺された。事件の目撃者から犯人の車のナンバープレートの情報を得た警察は、事件発生からまもなく容疑者(33)を逮捕した。

 警察の取り調べに対し、容疑者は地元の砂利採取場経営者、マイク・フオス(Mike Fuoss、61)さんも射殺したと供述した。フオスさんの遺体は同日午前8時17分(日本時間同日午後9時17分)ごろにオフィスで発見された。容疑者はフオスさんと面識があったが、警察は容疑者とプイヨンさんとの関係および殺害の動機について明らかにしていない。
  
 中絶反対派団体の関係者によると、プイヨンさんは毎週定期的に、地元の中絶を行う診療施設などの付近で抗議活動を行っていたという。