【9月10日 AFP】米カリフォルニア(California)州コントラ・コスタ(Contra Costa)郡保安官事務所は9日、当時11歳だった女性を誘拐し、18年間監禁していたフィリップ・ガリドー(Phillip Garrido)被告(58)の自宅付近から発見された骨片が「人骨である可能性が高い」ことを明らかにした。

 警察は、1991年に誘拐されたジェイシー・リー・ドゥガード(Jaycee Lee Dugard)さんが前月26日に生きて発見されたのを受け、サンフランシスコ(San Francisco)東部アンティオック(Antioch)にあるガリドー被告の自宅を4日間にわたって捜索。ガリドー被告の自宅近くの地所で30日、骨の破片を発見していた。

 コントラ・コスタ郡保安官事務所のジミー・リー(Jimmy Lee)報道担当は、骨を州のDNA研究所に詳しい分析に出したと述べた。リー氏によると、「人骨の可能性が高い」ものの、同地区では過去にもアメリカ先住民の骨が発見されたことがあり、また、骨が何年前のものかも分かっていないという。

 警察は当初、1990年代にガリドー被告が働いていた工業地帯付近で起きた売春婦連続殺人事件との関連でガリドー被告の自宅を捜索。しかし、売春婦連続殺人事件については、ガリドー被告の関与を示す証拠が発見されなかったことを前週発表していた。(c)AFP