【9月8日 AFP】 オーストラリアで7日、希少モデルのフェラーリを公道で時速231キロで試乗したモータージャーナリストが、1900豪ドル(約15万円)の罰金と6か月間の免許停止を命じられた。

 このモータージャーナリスト、ロッド・イースダウン(Rod Easdown)氏(58)は7月にパース(Perth)北東で、道路の走行時速制限110キロの倍以上の速度で爆走、スピード違反に問われた。豪AAP通信によると、この違反でイースダウン氏は、豪経済紙「オーストラリアン・ファイナンシャル・レビュー(Australian Financial Review)」での職を失った。

 罰金を決定した裁判所はイースダウン氏の暴走を「オーストラリア最長老の走り屋」と皮肉った。

 一方、裁判所から出てきたイースダウン氏は、事件について「自分のしたことのなかで最も愚かなこと」と言い、今後は交通安全を遵守すると誓った。

 イースダウン氏が運転していたフェラーリは、オーストラリアには2台しかない「フェラーリ・カリフォルニア(Ferrari California)」で、価格は39万7000米ドル(約3200万円)相当だったという。(c)AFP