【9月5日 AFP】英国サウスヨークシャー(South Yorkshire)州シェフィールド(Sheffield)刑事法院で3日、幼い少年2人に凶悪な暴力行為を働いたとされた12歳と10歳の兄弟の少年の罪状認否が行われ、2人は有罪を認めた。

 同裁判所はこの事件の詳細をほとんど明らかにしていないが、2人は4月にエディントン(Edlington)村で9歳と11歳の少年を人けのない緑地庭園へ誘い出し、残虐な肉体的危害を加えたことを認めた。棒や煉瓦で殴りつけたり、タバコの火でやけどを負わせたりしたほか、1人の被告が被害者の首に輪にした縄をかけ、もう一方の被告が被害者の頭部を水の中に沈めるなどし、さらに2人の被害者に性的行為をするよう強要したという。

 その後、9歳の被害者は血まみれの状態で、11歳の被害者は谷底で意識を失っているところを、それぞれ発見された。

 警察当局者によると、被害者たちはこの事件で心的外傷を受けているが、順調に回復に向かっているという。

 英国の法律により、被害者、加害者双方の身元は明かされない。(c)AFP