【9月3日 AFP】米コロンバイン高校(Columbine High School)銃乱射事件に触発され殺人を計画していたとして逮捕・起訴された英国の10代の少年2人の審理が2日、マンチェスター刑事法院(Manchester Crown Court)で行われた。

 検察当局によると、マシュー・スウィフト(Matthew Swift)被告(18)とロス・マクナイト(Ross McKnight)被告(16)は、コロンバイン事件から10年となる今年4月20日、グレイターマンチェスター(Greater Manchester)州オーデンショー(Audenshaw)にあるクラウン・ポイント・ノース・ショッピングセンター(Crown Point North shopping centre)に爆弾を仕掛け、オーデンショー高校(Audenshaw High School)で教員や生徒を殺害することを計画していた。

 1999年4月20日、米コロンバインのコロンバイン高校では在校生2人が銃を乱射し、13人が死亡、23人が負傷した。

 マクナイト被告はオーデンショー高校の生徒で、スウィフト被告は同校の元生徒。2人は殺人と爆破を共謀していたとの起訴事実を否認している。

 2人はコロンバイン事件と1995年に発生し168人が犠牲になった米オクラホマシティー(Oklahoma city)連邦政府ビル爆破事件に関心を抱き、マクナイト被告は10人が犠牲になる虐殺についての作文を書いていたこともある。

 酔っぱらったマクナイト被告が女友達に電話し、「コロンバイン事件から10年になる4月20日が待ちきれない」と語ったことから計画が発覚し、2人の逮捕に至った。(c)AFP