【8月21日 AFP】ナイトクラブでビールを飲んだとして、マレーシアのイスラム法廷にむち打ち6回の刑を言い渡されたイスラム教徒のモデル女性が、控訴をせずに刑を受け入れることになった。弁護士が19日明らかにした。

 モデルのKartika Sari Dewi Shukarnoさん(32)は前年、マレーシア東部パハン(Pahang)州のホテルのナイトクラブでアルコールを飲んだ罪で有罪を言い渡された。Kartikaさんは控訴する意向を示していたが、同州のイスラム法廷がむち打ち刑を実施させるため18日にKartikaさんへの逮捕状を出したことを受け、刑を受け入れることに決めたという。

 24日から1週間収監され、むち打ちに耐えうるかを調べるための健康診断が行われる。同国のイスラム法のもとでむち打ちを受ける女性は、Kartikaさんが初めてとなる。

 Kartikaさんは「私は刑を受けるのを恐れていない。最初から覚悟していた。当局はこの判決をイスラム教徒の教育の機会として利用したいようだ。ならそうすればよいと思う」と話している。(c)AFP/Beh Lih Yi