【8月10日 AFP】京都府警城陽署は10日、JR奈良線の踏切で非常ボタンを押し、列車の運行を妨害したとして、JR西日本社員の松本雅宏(Masahiro Matsumoto)容疑者(23)を威力業務妨害容疑の現行犯で逮捕した。

 供述によると、JR奈良線の西大路駅(京都市南区)に勤務している松本容疑者は、遅刻しそうになったので、「非常ボタンで電車が止まれば言い訳になると思った」という。これにより奈良線は約4分間、停止した。

 同じ踏切では過去にも同様の障害が6回発生しており、警察では同容疑者が関与していないか調べている。

 JR西日本では「社員が検挙されたことは信頼を損ねることとなり、誠に遺憾だ」と声明を発表した。(c)AFP