【8月7日 AFP】ニュージーランドの首都オークランド(Auckland)北部のハイビスカスコースト(Hibiscus Coast)の小川で、8歳の子どもたちが2週間近く遊び相手にしていた「クロコダイル」が、実は一部白骨化した人間の死体だったことが発覚するという事件があった。ニュージーランド・ヘラルド(New Zealand Herald)紙が7日伝えた。

 子どもたちが「それ」を見つけたのは、地元ラグビークラブのイベントの最中。近所の住民は、子どもたちの1人から「おじさん、僕たち小川でクロコダイルを見つけたんだよ」と話しかけられたと証言した。子どもたちは、「それ」と2週間ほど遊んでいたという。
 
「それ」の正体が判明したのは5日、9歳以下の少年ラグビーチームの練習の後で、ある子どもの父親が子どもたちの「遊び相手」を川から引き上げようとした時だった。

「引き上げられたものには黒い髪が生えていました。頭の後ろ側に残っていたんです」と、ラグビークラブのマーブ・ヘカ(Merv Heka)副会長は語った。「父親はとっさに手を離しました。すぐに人間だと分かったからです。子どもというのは見つけた物は何でも遊び道具にするんですね」

 見つかった死体は、8か月前から行方不明になっていた39歳の女性のものとみられる。なお、ニュージーランドにクロコダイルは生息していない。(c)AFP