【7月29日 AFP】米護身器具製造テーザー・インターナショナル(Taser International)は27日、充電せずに連続して3度使用できる新しいテーザー(Taser)銃「X3」を発表した。

 同社が新しい銃を発表するのは2003年以来で、今回は安全面を強化した仕様になっているという。

 リック・スミス(Rick Smith)最高経営責任者(CEO)は、誤って撃たれても回復でき、3人まで同時に標的を撃つことができると話した。

 同社によれば、「X3」は脈拍測定システムを備えているため、電気が体内の深部に届かずに皮膚の表面を伝わる。

 動画共有サイト「ユーチューブ(Youtube)」に投稿された映像では、3人のボランティアが次々と「X3」で撃たれるが、まもなく元気に立ち上がる様子を見ることができる。

 人権活動家らはテーザー銃を批判し、安全で生命に危険はないとする製造者の主張に異議を唱えている。

 国際人権団体アムネスティ・インターナショナル(Amnesty International)が2008年12月に発表した報告書によると、01年から08年8月までにテーザー銃により334人が死亡している。(c)AFP