【7月25日 AFP】ロシア極東ウラジオストク(Vladivostok)で24日、イベント準備中の太平洋艦隊の軍艦が集合住宅の中庭に向けて誤って疑似砲弾を発射した。当局が明らかにした。

 負傷者はなかったが、衝撃で9階建ての集合住宅の窓は割れ、外壁に小さな穴があいた。

 同艦隊の広報担当者によると、疑似砲弾に爆発物は充てんされていなかった。砲弾が設定より遠くまで飛んだ理由は不明だという。

 地元警察によると、衝撃により複数の集合住宅の窓が砕け、岩やガラスの破片が近くの自動車の上に散らばったが、けが人はないという。

 軍艦は、26日に行われる「海軍の日(Navy Day)」の祝賀イベントに向けて準備をしていた。イベントでは毎年、観艦式や模擬海戦などが行われる。(c)AFP