【7月24日 AFP】米国で、赤ちゃんがネズミに襲われる事件が立て続けに起きた。ルイジアナ(Louisiana)州で前週、生後3か月の赤ちゃんが数百個所をネズミにかじられ出血多量で死亡。一方、オハイオ(Ohio)州では、生後6週間の赤ちゃんの両足のつま先がネズミにかじり取られてしまうという惨事があった。

 当局の調査の結果、オハイオ州の赤ちゃんは長期にわたって何度もネズミにかじられていたことが判明し、児童の保護責任者遺棄罪で3人が訴追された。

 ルイジアナ州の死亡事件をめぐっては、地元紙によれば今までのところ訴追された人物はいない。駆けつけた救急隊は、自宅前で泣き叫んでいる父親を発見した。両親は警察に対し、事件発生時に赤ちゃんは昼寝をしており、ネズミに襲われた時の悲鳴は聞こえなかったと話しているという。

 近所の住民らの話では、両親は日ごろ子どもたちの面倒をよく見ていたという。近隣では近ごろネズミの発生が問題となっており、父親はネズミ取りを仕掛けたばかりだった。(c)AFP