【6月22日 AFP】マレーシアの首都クアラルンプール(Kuala Lumper)で、男がフォークリフトを使ってガソリンスタンドのATM(現金自動預け払い機)を強奪しようとしたものの失敗に至る一部始終が防犯カメラの映像に撮影された。

 スター(Star)紙が21日、地元警察署長の話として伝えたところによると、ヘルメットに白いジャンプスーツ姿といった、まるでF1ドライバーのような様相をした男が、ガソリンスタンドのATMブースをフォークリフトで破壊する様子が10分間にわたってとらえられた。

 犯行は早朝だったため、ガソリンスタンドは営業開始前で無人だったが、警報器の音に驚いた男は取り乱し、ATMブースに突き刺さったままのフォークリフトを放置して逃走したという。

 クアラルンプールでは、前年にもガソリンスタンドのATMが、フォークリフトで機械ごと持ち去られる事件が発生しており、警察は今回の事件との関連を調べている。(c)AFP