【6月21日 AFP】サウジアラビア・リヤド(Riyadh)の警察当局は、同国で働くフィリピン人男性67人を「女性をまねた」罪で逮捕した。近くむち打ち刑が科される見通しだ。フィリピン大使館が20日明らかにした。

 同大使館のルッセル・レイエス(Roussel Reyes)副領事によると、男性たちは13日にリヤド近郊のリゾート地で開かれた個人的なパーティーに参加して酒を飲み、一部は女装していたという。

 同国では、保守的なイスラム法(シャリア)の下、飲酒や異性の服装をすることは禁じられている。違反した場合、どちらも最高で6月の禁固刑とむち打ち刑が科される可能性がある。今回、これよりはるかに刑罰が重い同性愛の罪で逮捕された人はいなかったと、レイエス副領事は話している。 正式に起訴されるまで、男性たちは全員、雇用主に引き渡された。

 現在、100万人近くのフィリピン人がサウジアラビアで働いている。(c)AFP