【6月16日 AFP】米フロリダ(Florida)州マイアミ(Miami)でネコが相次いで惨殺された事件で、地元のマイアミデード(Miami-Dade)警察は15日、18歳の少年を容疑者として逮捕したと発表した。3週間あまりの間、恐怖に怯えていたネコの飼い主らも、ようやく胸をなで下ろすことができそうだ。

 警察によると、少年は前月18日から今月11日にかけてネコ18匹を殺害。死がいをバラバラに切断して飼い主の庭先に放置した疑いが持たれている。逮捕容疑は動物虐待19件、動物の死がい遺棄19件、住居侵入4件で、動物虐待で有罪となれば、最高で1件につき6月の禁固刑および5000ドル(約48万円)の罰金刑が科せられる。

 マイアミデード郡のカルロス・アルバレス(Carlos Alvarez)郡知事は、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)からネコ殺害犯を特定した捜査班の努力を称えた。 

 マイアミ・ヘラルド(Miami Herald)紙によると、少年は捜査班の目を欺くため、SNS「フェースブック(Facebook)」でネコ殺害犯の逮捕に協力するグループに参加していた。

 少年は現在、精神鑑定を受けているという。(c)AFP