【5月21日 AFP】1998年の米大使館爆破事件に関与した国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)幹部とされる人物が、キューバのグアンタナモ湾(Guantanamo Bay)にある米海軍基地内の被収容者として初めて、通常の法廷で裁判を受けるために、ニューヨーク(New York)に移送される。米CNNが報じた。

 移送されるのは、1998年にケニアおよびタンザニアの米大使館爆破に関わったとされるアフメド・ガイラニ(Ahmed Khalfan Ghailani)被告で、グアンタナモ米海軍基地内の施設に収容される約240人のテロリスト容疑者で、特別軍事法廷ではない通常法廷で裁判を受ける例は初となる。

 CNNは政府高官筋の情報として、バラク・オバマ(Barack Obama)大統領が国家安全保障について重要演説を行う21日に、政府から発表される予定だと伝えた。

 これまでにも、重大テロ事件に関与した複数の人物がニューヨークで裁判を受けている。ガイラニ被告は、大使館爆破を含む複数の罪ですでに数回、ニューヨークの裁判所に起訴されている。

 1998年の2つの米国大使館爆破はほぼ同時に起こり、タンザニアでは11人、ケニアでは213人が死亡した。死者のうち米国人は12人だった。 

 ガイラニ被告は2004年にパキスタン内で拘束された。CIAの秘密収容所から2006年9月にグアンタナモの収容施設に移送された14人の「重要容疑者」の1人。(c)AFP