【4月28日 AFP】トルコのベシル・アタライ(Besir Atalay)内相は、イスタンブール(Istanbul)にある極左グループの容疑者の自宅アパートで27日、6時間にわたる銃撃戦の末、容疑者を含む3人が死亡したことを明らかにした。

 警察当局は早朝、イスタンブール・アジア側の密集した住宅地にある容疑者の自宅アパートを急襲、容疑者のほか、警察官1人と民間人1人が死亡した。

 極左グループ、革命本部(Revolutionary Headquarters)のリーダーとされる容疑者は、大量の武器や爆発物とともに自宅建物内に立てこもっていた。逮捕に抵抗し、建物を取り囲んだ警察と銃撃戦を展開。特殊部隊が現場に急行し、多数の爆発音が聞かれた。

 死亡した民間人は規制線の外側にいたところ、頭部に流れ弾を受けたという。

 イスタンブールのムアメル・ギュレル(Muammer Gueler)知事によると、今回の急襲は極左グループや独立国家樹立を目指す非合法組織クルド労働者党(Kurdistan Workers PartyPKK)に対する大規模な掃討作戦の一環だったという。(c)AFP