【4月27日 AFP】アフガニスタンの首都カブール(Kabul)郊外で26日、警察の麻薬取り締まり班が、押収した麻薬計6.5トンを焼却処分した。燃やされた麻薬の内訳はヘロイン448キログラム、アヘン1135キログラム、大麻825キログラムに上った。

 前年に同国の麻薬密輸ルートを掌握した旧支配勢力のイスラム原理主義組織タリバン(Taliban)は、麻薬組織などから護衛の報酬として1億ドル(約97億円)あまりを得て、多国籍軍や欧米の支援を受ける政府軍との戦闘用の武器を購入しているとみられる。

 麻薬撲滅対策のうち、特に米国が強力に支援するアヘンの押収に関しては、前年は目標のわずか10%しか達成できなかった。世界に出回っているアヘンの90%以上がアフガニスタンで生産されている。(c)AFP