【4月18日 AFP】(一部更新)イランの革命裁判所は、スパイ容疑で起訴された日系米国人記者のロクサナ・サベリ(Roxana Saberi)さん(31)に禁固8年の判決を言い渡した。サベリさんの弁護士が18日、発表した。

 サベリさんの弁護士は、AFPに対し「サベリさんは禁固8年の判決を言い渡された。控訴する考えだ」と語った。

 サベリさんは1月以降、悪名高いテヘラン(Tehran)のエビン(Evin)刑務所に拘束されている。米国のためにスパイ行為をはたらいた容疑で起訴され、裁判は13日に非公開で行われた。

 サベリさんは当初、イランで禁止されているアルコールを購入した容疑で拘束されたと報じられていた。

 サベリさんの父親はAFPの取材に対し、「娘は裁判で、以前自白した内容は真実でないと証言した。協力すれば釈放するとして、騙されたと言っていた」と語り、「この判決に非常にショックを受けている」とコメントした。

 サベリさんの友人らによって設立されたウェブサイト、freeroxana.netによると、サベリさんは1997年のミス・ノースダコタ(Miss North Dakota)で、ミス・アメリカ(Miss America)の最終選考で、トップ10まで残ったという。(c)AFP