【4月14日 AFP】ブラジル東部バイア(Bahia)州の州都サルバドル(Salvador)で11日、バスの中で襲撃事件に巻き込まれた女性が、ブラの中に隠していた紙幣のおかげで命拾いするという出来事があった。

 地元メディアが13日伝えたところによると、サルバドルに住むイボネット・ペレイラ(Ivonete Pereira)さん(58)がバスで近郊の別荘に向かっていたところ、バスに乗っていた2人組が突然、自分たちは強盗だとその正体を明かした。じきに警察官が現場に駆け付け、強盗との間で銃撃戦が始まると、流れ弾がペレイラさんの胸に当たった。

 同地域ではバス強盗が多発していたことから、ペレイラさんは前もって、20レアルと10レアル紙幣で150レアル(約6900円)分をブラジャーの左胸部分に詰めていた。これが衝撃吸収材の役割を果たし、ペレイラさんは病院で弾丸の摘出手術を受けたが一命は取り留めた。

 この事件で犯人は逃走し、退役軍人1人が死亡した。(c)AFP