【4月10日 AFP】北部中国の村の中国共産党(Communist Party)党総書記が党集会の最中に、村の党の主要メンバー1人を刺殺した。国営新華社(Xinhua)通信が10日報じた。

 陝西(Shaanxi)省Qijiabao村のLiu Junwen党総書記は、村の委員会の責任者Qi Junping氏とほかの主要メンバーを党支部で開かれる9日の会議に召集した。

 会議中、Liu党総書記は突然ナイフを取り出すと、席に着いていたQi氏をほかの出席者の目の前で刺したという。胸部と腹部の計3か所を刺されたQi氏は病院へ急送されたが、途中で死亡が確認された。

 目撃者や他の党員らの話によると、二人が反目しあっていた気配はまったくみられず、互いに軽口を飛ばしあう中だったという。
 
 警察はLiu党総書記の身柄を拘束し、事件についての調査を開始した。(c)AFP