機内トイレで出産、子どもをゴミ箱に入れた女性を釈放 ニュージーランド
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【4月9日 AFP】サモア発ニュージーランド行きの国際線のトイレの中で出産し、トイレ内のゴミ箱の中に新生児を置き去りした29歳の女性に対し、オークランド(Auckland)の裁判所は女性を起訴猶予とし、釈放を認めた。
3月19日、パシフィックブルー(Pacific Blue)航空の旅客機がオークランドの空港に到着して20分後、清掃員がこの乳児を発見した様子が詳しく法廷で読み上げられると、サモア出身のこの女性はすすり泣き、事実を認めた。女性は空港でパスポートを紛失したと語りながら青ざめ、血まみれになった状態で保護された。
オークランドの裁判所のヘザー・シンプトン(Heather Simpson)判事は釈放を決定した理由について、女性が機内で出産するとは予測していなかったこと、またうつ病にかかっていたことを挙げた。女性は婚姻関係のないまま妊娠しており、出身地であるサモアの村では家族の恥となるだろうと思い、妊娠について隠していたという。
女性はニュージーランドでのキウイ収穫の出稼ぎに向かう途上だった。サモアに娘1人を残しており、機内で生まれた「グレースちゃん」とともに帰国する予定だという。(c)AFP
3月19日、パシフィックブルー(Pacific Blue)航空の旅客機がオークランドの空港に到着して20分後、清掃員がこの乳児を発見した様子が詳しく法廷で読み上げられると、サモア出身のこの女性はすすり泣き、事実を認めた。女性は空港でパスポートを紛失したと語りながら青ざめ、血まみれになった状態で保護された。
オークランドの裁判所のヘザー・シンプトン(Heather Simpson)判事は釈放を決定した理由について、女性が機内で出産するとは予測していなかったこと、またうつ病にかかっていたことを挙げた。女性は婚姻関係のないまま妊娠しており、出身地であるサモアの村では家族の恥となるだろうと思い、妊娠について隠していたという。
女性はニュージーランドでのキウイ収穫の出稼ぎに向かう途上だった。サモアに娘1人を残しており、機内で生まれた「グレースちゃん」とともに帰国する予定だという。(c)AFP