【3月25日 AFP】内閣府が24日発表した「男女間における暴力に関する調査」で、妻の3人に1人が夫からドメスティック・バイオレンス(DV)の被害を受けた経験があることが明らかになった。

 この調査に回答を寄せた女性は1675人。被害を受けた経験のある女性のうち3分の1が身体的または精神的に傷つけられ、13%以上が「命の危険を感じたことがある」という。

「別れたいと思ったが、別れなかった」と回答したのは被害女性の42%にのぼった。別れなかった理由としては「経済的な不安があった」「暴力が繰り返されないと思った」が多かった。

 また、調査対象の女性の13%以上が、10-20歳代のころ交際していた男性に暴力を受けた経験があり、うち半数近くが負傷したり精神的な被害を受けたという。

 DVを防ぐために必要なことを聞いたところ、回答した女性の70%が家庭で保護者がDVに関する教育を行うこと、57%が加害者への罰則を強化することを挙げた。(c)AFP