【3月17日 AFP】イエメンの国営サバ(Saba)通信は16日、同国南東部の観光地シバーム(Shibam)で韓国人観光客4人と地元ガイド1人が死亡した15日の爆発事件について、国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)による自爆攻撃だったとして、同組織を非難した。

 同通信によると、「アルカイダにだまされ、爆発物を仕込んだベストを着用した」18歳の若者が、自爆攻撃を実行したという。事件があったハドラマウト(Hadramaut)州はアルカイダの指導者ウサマ・ビンラディン(Osama bin Laden)容疑者の一族の出身地として知られる。

 イエメン当局者によると、事件の生存者はアラブ首長国連邦(UAE)のエミレーツ航空(Emirates Airlines)の飛行機でドバイ(Dubai)を経由してソウル(Seoul)に向かったという。一方、イエメンの観光省は、爆発で負傷した韓国人観光客1人が治療のためにイエメンにとどまっていることを明らかにした。

 また、韓国の捜査チームがイエメンの首都サヌア(Sanaa)に到着したという。(c)AFP/Hamoud Mounasser