【3月12日 AFP】(一部修正、写真追加)顧客らから数百億ドルをだまし取るという前代未聞の大規模経済犯罪で、詐欺など11の罪に問われたナスダック・ストック・マーケット(Nasdaq Stock Market)元会長、バーナード・マドフ(Bernard Madoff)被告は12日、ニューヨーク連邦地裁での罪状認否で、全起訴事実について有罪を認めた。

 グレーのスーツ姿で裁判所に到着した同被告は、シルバーのSUV(スポーツタイプ多目的車)から静かに降り立つと、大勢の記者やテレビカメラに囲まれた。

 デニー・チン(Denny Chin)同地裁判事は開廷直後、マドフ被告に「被告人は罪を認めますか、あるいは否認しますか?」とただした。

 同被告は「罪を認めます」と答えた。

 検察側は、マドフ被告が11件の詐欺事実を認めたことにより、年内にも最高150年の禁固刑が言い渡されるとみている。(c)AFP