「ナイジェリアで財布なくしたから送金して」、英司法相をかたった振り込め詐欺
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【2月26日 AFP】(一部訂正)英ランカシャー・テレグラフ(Lancashire Telegraph)紙は25日、同国のジャック・ストロー(Jack Straw)司法相を装った「振り込め詐欺」が発生していたと伝えた。ストロー司法相の関係者に、同司法相の名前で、海外滞在中に緊急に金が必要になったとの電子メールが届いたのだという。
ストロー司法相が、自らの選挙区の地元紙のランカシャー・テレグラフ紙に語ったところによると、ストロー司法相の秘書官や与党・労働党関係者、選挙区の有権者に対し、同司法相がナイジェリアの首都ラゴス(Lagos)で財布を紛失してしまったことから、3000ドル(約29万円)を送金するよう求めるものだったという。
ストロー司法相の名前で送信された偽の電子メールには、「ホテルまで歩いて戻る途中で、現金や貴重品を入れた財布を置き忘れてしまった。ホテル代と帰りの交通費分を、緊急に貸してもらえないだろうか」と書かれていた。
この電子メールによると、ストロー司法相は、実際は英国内にいるにもかかわらず、反人種差別のプロジェクトに参加するためにはるばるナイジェリアを訪れていることになっていた。
選挙区の有権者の1人が返事を送ったというが、送金はしていないという。
ストロー司法相が選挙区関連の連絡などに使用していた、電子メールのアカウントやメールアドレスは現在、マイクロソフト(Microsoft)によって一時停止の措置が取られている。(c)AFP
ストロー司法相が、自らの選挙区の地元紙のランカシャー・テレグラフ紙に語ったところによると、ストロー司法相の秘書官や与党・労働党関係者、選挙区の有権者に対し、同司法相がナイジェリアの首都ラゴス(Lagos)で財布を紛失してしまったことから、3000ドル(約29万円)を送金するよう求めるものだったという。
ストロー司法相の名前で送信された偽の電子メールには、「ホテルまで歩いて戻る途中で、現金や貴重品を入れた財布を置き忘れてしまった。ホテル代と帰りの交通費分を、緊急に貸してもらえないだろうか」と書かれていた。
この電子メールによると、ストロー司法相は、実際は英国内にいるにもかかわらず、反人種差別のプロジェクトに参加するためにはるばるナイジェリアを訪れていることになっていた。
選挙区の有権者の1人が返事を送ったというが、送金はしていないという。
ストロー司法相が選挙区関連の連絡などに使用していた、電子メールのアカウントやメールアドレスは現在、マイクロソフト(Microsoft)によって一時停止の措置が取られている。(c)AFP