【2月25日 AFP】(一部更新)前年2月に香港(Hong Kong)の人気女優らのヌード写真がインターネットに流出した事件の裁判で、流出元となった人気俳優のエディソン・チャン(陳冠希、Edison Chen)さん(28)が23日、カナダ・バンクーバー(Vancouver)の裁判所で証言を行った。

 この事件では、チャンさんが撮影したわいせつ写真を盗み、インターネット上で違法に流出させたとして、Sze Ho-chun被告が香港で起訴されている。チャンさんが香港での証言を拒否したため、異例の海外での証言となった。

 チャンさんは、人気女優らとの性交渉を撮影した写真がインターネット上に流出したことはショックだったと語った。また、写真は自分のものだが、個人用のノートパソコンに保存していたと明らかにし、そのパソコンは前年に紛失したという。

 チャンさんは、写真の流出について、香港で利用していたパソコン店の店員による「何らかの誤った操作」が原因と考えていると述べ、「わたしは自分のことを他人に話すことはなく、写真は誰かに見せるためのものでは決してなかった」と主張した。

 チャンさんの証言は1週間にわたって行われる予定だったが、わずか1日で終了した。

 前年2月、チャンさんと複数の有名女優のわいせつ写真がインターネット上に流出すると一大騒動となった。陳さんの元交際相手で人気女優兼歌手、鍾欣桐(ジリアン・チョン、Gillian Chung)さん、女優の張柏芝(セシリア・チャン、Cecilia Cheung)さん、元女優の陳文媛(ボボ・チャン、Bobo Chan)さんなどの写真も流出した。この騒動でチャンさんは芸能界から引退し、子どものころ過ごしたカナダに戻ることをを余儀なくされた。(c)AFP