出産入院費を払えず、乳児を人身売買 インド
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【2月24日 AFP】インドのシングルマザーが、貧困のため出産にかかった入院費を払えず、生まれたばかりのわが子を6000ルピー(約1万1500円)で子どものいない夫婦に売っていたことが発覚した。
テレビ局NDTVの報道によると、この20歳の女性は前週、インド南部アンドラプラデシュ(Andhra Pradesh)州で帝王切開によって出産したが、入院費2000ルピー(約3850円)を支払えなかった。その後、この女性の友人で子どものいなかった人力車運転手が、自分たち夫婦で育てようとこの乳児をもらい受け、6000ルピーを払った。
入院先の病院で母親を事情聴取した警察によると、女性は夫に捨てられ、自分1人で子どもを養育できる方法がないと語った。乳児の人身売買は違法で、警察は病院に対する法的措置を検討している。
地元の福祉関係者らは、母乳で育てられるよう乳児を母親の元に戻そうとしている。母子は州政府の施設に移された後、養子縁組をするかどうかは母親が決められる。(c)AFP
テレビ局NDTVの報道によると、この20歳の女性は前週、インド南部アンドラプラデシュ(Andhra Pradesh)州で帝王切開によって出産したが、入院費2000ルピー(約3850円)を支払えなかった。その後、この女性の友人で子どものいなかった人力車運転手が、自分たち夫婦で育てようとこの乳児をもらい受け、6000ルピーを払った。
入院先の病院で母親を事情聴取した警察によると、女性は夫に捨てられ、自分1人で子どもを養育できる方法がないと語った。乳児の人身売買は違法で、警察は病院に対する法的措置を検討している。
地元の福祉関係者らは、母乳で育てられるよう乳児を母親の元に戻そうとしている。母子は州政府の施設に移された後、養子縁組をするかどうかは母親が決められる。(c)AFP