【2月23日 AFP】シンガポールの地方裁判所は22日、15歳の男子生徒と性行為を行った女性の元教師(32)に対し、禁固10月の有罪を言い渡した。現地英字紙ストレーツ・タイムズ(Straits Times)電子版が報じた。

 裁判所の広報担当官によると、この教師は16歳以下の未成年者との性行為で有罪とされたが、生徒の個人情報保護のため教師の氏名は明かされていない。すでに免職されているという。

 2人の関係は、男子生徒が14歳のときに、教師が引率した国外修学旅行に参加したことをきっかけに「友達」として付き合いが始まった。その後、15歳になった生徒は教師に告白し、2人は性的関係を持ったという。この間、生徒は中等後教育に進学した。

 ストレーツ・タイムズによると、2人はその後も5回以上にわたり性的関係を持ったが、教師が関係を終わらせようと告げると、少年が教師を殺すと脅したため、教師が警察を呼ぶ事態に至った。

 判決によっては、教師に最高で禁固10年と罰金が科される可能性もあった。ラジオ局938ライブ(938Live)は、裁判後に教師は泣きながら連行されたと報じた。(c)AFP