【2月15日 AFP】(写真追加)スペインの建設業界を見舞った金融危機で、経営破たん寸前に陥った建設会社の経営者(52)が債務返済のため銀行強盗をしていた。警察当局が15日発表した。

 この男は5度目の強盗を準備していたところを警察に拘束された。

 男は、前年9月5日から今年1月23日にかけて北東部カタルーニャ(Catalonia)地方にある銀行4か所を襲い、8万ユーロ(約945万円)を手に入れた疑い。捜査班によると、男は単独犯で「周到な準備」をしたうえで犯行を実行していたため捜査が難航したという。

 警察に対し、男は経営している会社が不安定な状態にあり、客からの支払いが滞り資金が底をついたため、債務返済のため犯行に及んだと供述しているという。(c)AFP