【2月3日 AFP】オーストラリアのメルボルン空港(Melbourne Airport)で1日、ズボンの中に生きたハト2羽を隠し持っていたオーストラリア人の男が逮捕された。

 23歳のこの男は、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイ(Dubai)からの便で到着し、手荷物検査をうけた際、ポケットに鳥の卵2個が入ったビタミン剤の容器を持っていたことから、税関職員が別室で身体検査を行った。するとズボンの下に履いていたタイツの左右の脚部から生きたハト1羽ずつを発見した。ほかにも、マネーベルトから植物の種、かばんからはナスの標本が見つかったという。

 税関当局の野生生物担当官は、「野生動物の密輸は、動物に苦痛を与えるだけでなく、オーストラリアの自然生態系や公衆衛生にも深刻な脅威となる」と警告を発している。

 野生動物の持ち込みには、最高で10年の禁固刑および11万豪ドル(約630万円)の罰金が科せられる。(c)AFP