【1月30日 AFP】会社役員の80代の男性が、安全のために、佐賀県にある自宅の庭に埋めていた現金3億6000万円が盗まれていたことが明らかになった。佐賀県警が28日、明らかにした。

 この男性は、前年10月に盗難にあっていることに気づいたという。男性はその2か月後に死亡している。男性が記録を残していなかったために、捜査当局は事実確認に時間がかかったという。

 男性は40年間にわたって、現金を容器に入れては自宅の庭に埋めることをくり返していたという。男性は、銀行の金利が低いことから手元に置いておく方がよいと考え、さらに火事や地震の被害を避けるために庭に埋めていたという。

 捜査関係者によると、男性が最後に現金を確認したのは2007年中旬だったと話していたという。(c)AFP