【1月27日 AFP】オランダ・ハーグ(The Hague)の国際刑事裁判所(International Criminal CourtICC)で26日、子どもを戦闘要員に徴集し、殺害や性的暴行を行わせていたとして戦争犯罪などで起訴された、コンゴ(旧ザイール)の武装勢力「コンゴ愛国者同盟(Union of Congolese PatriotsUPC)」の指導者、トマス・ルバンガ(Thomas Lubanga)被告(48)の公判が始まった。ICCで公判が行われるのは、02年7月の設立以来初めてとなる

 ルバンガ被告は、2002年9月-03年8月のコンゴ内戦時、15歳以下の子どもをUPCの戦闘要員として徴集したとされている。公判で、ルバンガ被告は罪状を否認した。

 人権団体によると、武装勢力も加わった、コンゴ東部イトゥリ(Ituri)地方で起きた部族間の戦闘や暴力行為によって、1991年以来、約6万人が死亡し、数十万人が難民となったという。(c)AFP/Mariette le Roux