銃乱射の米バージニア工大で殺人、留学生が学内で首はねられる
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【1月23日 AFP】(写真追加)2007年に銃乱射事件が起きた米バージニア(Virginia)州ブラックスバーグ(Blacksburg)のバージニア工科大学(Virginia Tech)で21日、同大大学院に通う中国人女子留学生が、同じく中国人の男子大学院生に首を切断されて殺害される事件が起きた。地元警察が22日発表した。
大学当局によると、殺害されたのは北京(Beijing)出身で会計学を専攻していたXin Yangさん(22)で、21日午後7時頃、キャンパス内のカフェで襲われた。事件当時、カフェには7人の目撃者がおり、男子学生がYangさんにナイフで襲いかかるのが目撃されているが、2人に口論したり怒鳴り合ったりする様子はなかったという。
犯人の男子院生は、浙江省(Zhejiang)寧波(Ningbo)出身のHaiyang Zhu容疑者(25)で、同大で農業と応用経済学を学んでいた。大学に提出された緊急連絡先の記録から、2人は知り合いだったとみられるという。
大学新聞と警察発表によれば、通報で数分後にかけつけた警察官が、Yangさんの切り取られた頭部を手にしたZhu容疑者を発見した。現場には犯行に使われた大きなキッチンナイフもあったという。
Zhu容疑者は第1級殺人で送検され、郡拘置所に拘留されている。大学および警察の記録にも犯罪歴はない。(c)AFP