【1月22日 AFP】オーストリア東部アムシュテッテン(Amstetten)の自宅で実の娘を24年間監禁し、性的暴行を加えて子ども7人を産ませ、その子どもの1人を殺したとして殺人罪などで起訴されていたヨーゼフ・フリッツル(Josef Fritzl)被告(73)の裁判が、3月16日から開始される。被告が拘束されている同国ザンクトペルテン(St. Poelten)の裁判所が22日、明らかにした。

 裁判所広報官によると、公判は約1週間に及ぶ見込みだが、判決の日程は確定していない。審理は開始当初は公開される予定だが、その後も公開を続けるかどうかは進展具合によるという。

 フリッツル被告は実の娘を自宅地下室に24年間監禁し、7人の子どもを産ませた事実を認めている。被告は殺人、強姦、近親相姦、重傷害などの罪で起訴されており、有罪の場合、最高刑は終身刑となる。(c)AFP