【1月21日 AFP】スペイン北部バスク(Basque)地方の分離独立を目指す非合法組織「バスク祖国と自由(ETA)」は21日、同地方で進められている高速鉄道「TAV」の建設事業に関わる企業や人びとを攻撃の標的にすると警告した。

 ETAは、過去40年にわたる分離独立運動のなか爆弾や銃による攻撃で825人を殺害している。独立を支持する地元紙ガラ(Gara)に送った声明文でも、3件の攻撃について犯行を認めている。

 昨年12月3日、鉄道事業に参加していた地元建設会社の経営者イグナシオ・ウリア(Ignacio Uria)氏(71)が殺害された事件でETAは翌4日に犯行声明を出している。(c)AFP