【1月14日 AFP】奈良県が実施した医薬品販売の資格試験で、配置薬販売業の男性(54)が、20歳の息子の替え玉として受験していたことが発覚した。奈良県が14日に述べた。

 男性は、息子が自分と一緒に働けるように資格を取らせたかったと述べているという。男性は前年に同資格を取得していた。

 奈良県によると、試験官が、男の年齢が非常に高く見えることに気づいた。20歳と54歳では年齢が大きく離れているが、受験申し込み書の顔写真によく似ていたという。男性は、若く見えるようにパーマをかけていた。

 男性は、試験中は顔を机のそばまで近づけ下を向いていたが、近づいてきた試験官に対し、男性は替え玉を認めて謝罪した。男性は息子に内緒で受験の申し込みを行い、試験を受けたと話しているという。(c)AFP