【12月18日 AFP】米ワシントン(Washington)州スポーケン(Spokane)の米連邦地裁で、自分の幼い娘を暴行し、その様子をビデオ撮影してインターネット上に投稿したとして起訴されていたケネス・フリーマン(Kenneth Freeman)被告(46)が有罪を認めた。司法関係者が明らかにした。

 元郡保安官代理でボディビルダーのフリーマンは、児童ポルノ作製の罪や性行為目的で未成年を州を超えて移動させた罪を認めた。同被告はその後、州裁判所でも第一級性的暴行罪など3つの訴因で罪を認めたという。

 3月25日に行われる判決公判では、同被告は終身刑を言い渡されるとみられている。

 現在10代となった同被告の娘は、人気テレビ番組「America’s Most Wanted(米国の重要指名手配犯)」に出演し、自らの悲劇を語った。同被告の娘は10歳だった2000年から性的虐待を受けており、5年後に母親にだけその事実を打ち明けたという。

 フリーマン被告は事件後、2006年にアジア地域に渡り、中国本土から香港(Hong Kong)へ渡航した後、2007年5月に逮捕された。その間、1年以上も逃亡して米国の最重要指名手配犯となっていた。その後、2007年9月に中国から米国に送還されていた。(c)AFP