【12月16日 AFP】ロシアの裁判所は15日、2006年8月から07年10月にかけてモスクワ(Moscow)などで「スラブ人らしくない」外見の人を襲い19人を殺害、その模様を録画した映像をインターネットに投稿していた10代の少年グループ7人に最高で禁固20年の実刑判決を下した。

 この事件は、ソ連崩壊後のロシアで、人種差別的暴力の問題が増加していることを裏付けた。

 グループのリーダー格とされるArtur RynoPavel Skachevsky両被告に対しては、犯行当時未成年だったため、最高刑となる禁固10年の実刑判決が下された。

 20年の実刑判決を受けたのは1988年生まれのRoman Kuzin被告。残りの4人は禁固6-12年の実刑判決を受けた。これに先立ち2人が無罪となっている。(c)AFP/Olga Rotenburg