【12月12日 AFP】台湾の最高検察署(最高検)は12日、陳水扁(Chen Shui-bian)前総統(58)を汚職など複数の罪で起訴した。総統経験者の起訴は、台湾史上初めて。

 陳氏は2期8年間、総統を務め、5月に任期満了で退任したが、呉淑珍(Wu Shu-chen)夫人とともに、在任中の機密費横領や不動産売買をめぐる収賄の疑いがもたれ、1か月前に身柄を拘束された。

 司法専門家によると、起訴内容すべてについて有罪が確定すれば、陳氏には終身刑が下される可能性もある。

 最高検発表によると、同日、陳夫妻のほか、長男夫妻ら12人が、収賄、マネーロンダリング(資金洗浄)、横領、文書偽造などの罪で起訴された。(c)AFP/Amber Wang