【12月3日 AFP】中国国営新華社(Xinhua)通信は2日、米電子機器大手アップル(Apple)が、同社ロゴの商標権を侵害したとして、中国企業を相手取り起こしていた訴訟で勝訴したと伝えた。

 新華社通信によると、遼寧(Liaoning)省瀋陽(Shenyang)の裁判所は、広東(Guangdong)省深セン(Shenzhen)に拠点を置くNew Apple Concept Digital Technology社のロゴ(リンゴマークに羽のついた絵柄)が、アップル社のロゴに似すぎているとしたアップル側の訴えを支持し、New Apple Concept Digital Technology社に対し40万元(約540万円)の支払いを命じた。

 New Apple Concept Digital Technology社は、自社の製品やウェブサイトでこのロゴを使用していた。

 新華社通信によると、アップルは、中国市場に参入した1993年に、社名「Apple」とリンゴのロゴを商標登録しており、独占権を2013年まで保持している。

 長年の外国企業からの圧力や中国政府の取り締まりにもかかわらず、中国では依然として著作権侵害が広まっている。(c)AFP